畳について

国産表について
現在、畳に使用されている畳表の8割以上が中国産表であり、国産表は2割を切る生産量です。
中国産表は価格が安いものから高いものまでありますが、色が綺麗だからといって決して良いとは言えません。
本来、畳に使用するい草は日本の土壌や気候風土に合っている作物であり、
100年以上の期間を経て木築き上げられてきた信頼性とブランド力があります。
よって日本のい草農家さんの確かな技術力と拘りで丹精込めて作っているので高品質ない草が生まれます。
い草作りは手間が掛かり、気候にも左右されることから、毎年、品質が最高の物が出来るとは限りませんが、
農家さんの並々ならぬ努力が国産というブランドを支えています。
だからこそ努力の結晶を我々畳屋が大切に扱い、お客様に国産い草という価値のある物を畳という製品にして
一人でも多くのお客様にご満足いただける物としてお届けしたいと思っております。
畳は日本の風土にあった敷物です
日本は古来より家の中に入る時に靴を脱いで生活する習慣があります。
一日の仕事を終え帰宅して食事を済ませた後、ちょっと横になって休みたいと思うことがあると思います。
そんな時、畳の上で横になると気持ちいいなぁ~って思われるのではないでしょうか。
がしかしその畳も永遠にあのい草の良い匂いが続くわけではありませんし、使用するにつれて表面も茶色に焼けて、表皮が剥け始め衣服に付いて気持ちのいいものではありませんね。
畳は全部新しく新調するだけでなく、表替え(新しいゴザを張り替える)や裏返(今まで付いていたゴザを表面に出して使う)といった種類の違う方法で何度も使えます。
(詳しくは下記の絵をご覧ください)
畳はお部屋の空気を浄化する作用があり、家の環境を補助する素晴らしい敷物です。
また使用状況にもよりますが、25年は十分に使えるので、替えた後から毎日お金が掛かることなく、とても経済的です。
ところで今、皆様のお宅の畳の状態はどうでしょうか?
上記の症状が当てはまる様でしたら、畳替えをして気持ちのいい生活を送ってみませんか

気になったり、気付いたらご相談ください
畳替えは、『5年ごと』とも『10年ごと』とも言われます。
ただ、手や足で直接触れる機会が多いのが畳ですので、
毎日使う中で、気付くことも多いでしょう。
畳の状態はお客様がお使いになっている頻度や経年劣化等によって様々です。
よって表替えができるかどうかは、一度ご訪問させていただき、畳の状態を拝見させていただきたいと思います。
次のようなことが気になりだしたら
表替え、裏返し、もしくは新畳をおすすめします。
- 黄色く変色している
- 表面がけば立っている
- 座った時、服に畳の屑が付く
- 歩くとデコボコしているのを感じる
- 少なくない量の水や飲み物をこぼしている
- 焼け焦げが気になる

畳替えの種類
安中畳店では、良質ない草の代表的産地である、
熊本県八代市産の畳表をご提供しております。
新畳
畳の全てを新調します。
畳本来の弾力と最高の踏み心地、寝心地があり、お部屋同様、心もリフレッシュします。
20年~25年を目安に交換をおすすめします。

表替え
畳床はそのまま活かし、新しい畳表と畳緑に取り替えます。
新鮮な見た目とい草の香りにより、畳が蘇ります。
畳床さえしっかりしていれば何度でもできますので、5~8年ごとに定期的に行うのがベストです。

裏返し
畳表の傷んでいない方を表面側に裏返し、畳縁は交換します。
お部屋の環境と畳表の傷み具合によりますが、新調して2~3年以内の畳なら、新鮮な畳に蘇らせることも可能です。
